ホームホスピス たんがくの家 [福岡県・久留米市]
2016-04-27
今回ご紹介いたしますのは
「たんがくの家」。
ホームホスピス という空間で小国杉が採用されました。
「ホームホスピス」とは、
末期がんや老衰などの余命少ない高齢者の方々が民家で共に生活し、
本人やそのご家族が最期の時間をより良く過ごせるよう支援する場です。
普段の生活により近い形で過ごすことができ、
さらに心が安らぐ空間を
ということで小国杉の構造材、内装材を選んでいただきました。
上棟時の写真と並べてみました。
ご覧のとおり立派な建物に仕上がりましたよ!
玄関入ってすぐのホールは
鮮やかな小国杉の登り梁が印象的です!
この鮮やかな朱色は、「べんがら」と「柿渋」を合わせた塗料で、
福岡県八女地方で昔から使われていたそうです。
利用者さんの各お部屋には
腰板(腰の高さくらいの壁板)として小国杉が使われています。
小国杉のさわやかな香りがお部屋中に広がっています。
リビングの空間では
梁・桁に無垢の小国杉が見える形で使われています。
存在感がありながらも、落ち着く空間に仕上がっています。
小国杉は構造材や壁板以外にも、
枠などの建具材にもふんだんに使われています。
お部屋の中が明るく、あたたく見えますね!
室内だけでなく
屋外のデッキにもたっぷり小国杉が使われています。
大きな建物であっても、無垢の小国杉を取り入れることで
あたたかく、優しい空間に仕上がるのですね!
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