地熱乾燥木材のご紹介
地熱を利用した木材乾燥は、化石燃料(重油等)などを使用しませんので、周囲の自然環境に負荷をかけることのない、自然に優しい乾燥方法です。約7日〜20日間乾燥釜に格納し、木材に含まれる水分の割合を20%以下に落とします。
低温〜中温で乾燥することから、木材への負担が抑えられるとともに、自然乾燥と比べて木材内に含まれる水分のムラも非常に少なくなります。
小国杉の特徴として、強度に優れ、艶と粘りのあることがあげられます。地熱乾燥は、50℃程度の室内で時間をかけて乾燥させることから、化石燃料を用いた高温での乾燥方法に比べ、木への負担が抑えられ、木材本来の色・艶の損失を防ぎます。
木目の美しさとともに、使うほどに風合いを増す色と艶、住む人の心を和ませる小国杉の良さがここにあります。
木が発するフィトンチッドという芳香性の物質は、アレルギーの原因の一つと言われるダニの行動を抑制したり、殺菌作用、カビ防止の効果があります。あわせて、森林浴と同じリラックス効果を得ることができます。
小国杉はアルカリ度数や有機酸放出量が少ない等のデータ結果を元に九州国立博物館、沖縄県立博物館・美術館の収蔵庫の内装材として採用されています。
地熱乾燥材の製品出荷までのながれ
盤木 |
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小国町岳の湯地区には多くの地熱水蒸気が立ち昇っています。この地熱を利用した木材乾燥は、化石燃料などを使用しない、環境にやさしい乾燥方法です。 |
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約7日~20日間乾燥釜に格納し、含水率20%以下に落とします。高温ではなく、低温~中温で乾燥することで、木への負担が少なく、木材本来の色や艶を保つことができます。 |
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倉庫に寝かせて熱を冷まし、木本来の姿を取り戻させます。 |
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ドリルで穴を開け、コマを打ち、抜け節を処理 |
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モルダーにて床板などに加工・仕上げ |
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