小国杉のご紹介 〜五感に響く〜

小国林業の概要

小国町は総面積13,700ha、森林面積10,720haで約78%が森林で豊かな水そして雄大な自然に囲まれた町です。
山林は標高300m〜800mの間にあり、比較的夏は涼しく冬は厳冬で、-5℃以下になることがあり、積雪もあります。平均気温は13度で、年間降水量は2,500mmと多く、地質と合わせて小国杉の育成に適した条件となっています。

 

小国杉とは

小国杉は、強度に優れ艶と粘りのある材質が特徴です。人肌に近い温度が体感でき、人の手や陽差しにふれアメ色の風合いが増します。
木が発するフィトンチッドという芳香性の物質は、森林浴と同じリラックス効果を得ることができ、アレルギーの原因の一つと言われるダニの行動を抑制したり、殺菌作用、カビ防止の効果もあります。

小国町に植林されている杉林はアヤ系の「ヤクノシマ」と、この地方独自の品種「ヤブクグリ」が約50%ずつの割合で統一的に植林されているのが最大の特徴です。苗木の生産方法も挿木苗という均一な材を揃えやすい植林形態です。なかでも、2品種に統一し、この施業形態を明治27年から継続している事が、他の地方にない最大の特徴といえます。

五感に響く小国杉

人の心を落ち着かせる色

年数を経てきれいなアメ色に変わっていく木の色調。それぞれの木材は生まれながらに微妙な色合いを持っていますが、陽ざしを浴びたり、人が触れ一緒に暮らしていく中で、不思議と全体に色が馴染んできます。
また木目の美しさは自然と人の心を落ち着かせる効果があるとか。
我が家の慣れ親しんだ木目と色合いは、忘れられない思い出となるでしょう。

陽ざしを優しく反射

木材の表面には顕微鏡で見ると細やかな凹凸があります。そこに光が当たると、凹凸によって反射する光は、適度に散乱して微妙な光沢となり、目に刺激を与えません。
また木材は目の疲れの原因になる紫外線を程良く吸収し、温かみのある赤外線は多く反射します。
このことも人が木の家に安らぎや落ち着きを覚える理由の 一つかもしれません。

居ながらにして森林浴

熊本県と大分県の県境にある小国・杖立温泉郷。新緑の頃になると、3500匹もの鯉のぼりが杖立川の上を泳ぎ始めます。さらに阿蘇へと 続く、緩やかな坂道の両脇に迫る杉林。一歩踏み入れると、樹木が放つ独特の香りがほのかに漂います。
木が発する香りには「フィトンチッド」という芳香性の物質が含まれており、ストレスを和らげ、心身を鎮静し、疲労感を回復、私たちをリフレッシュさせてくれます。
また気管支喘息やアトピーの原因の一つといわれるダニの行動を 抑制したり、殺菌作用、カビ防止の効果もあります。

優れた調湿機能

木材になっても木は生き続け、呼吸をしています。周囲の湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥していると水分を放出して、湿度を一定に調整するので、衣類や調度品の保存に最適な素材です。木をふんだんに使った家では、この調湿機能により結露が起きにくいのです。

 

木の音楽ホール

世界的な細菌学者・北里柴三郎の業績を讃えて造られた「木魂館」。全てが小国杉や檜で作られ、その敷地内にある「ASO音楽ホール」にも小国杉がふんだんに使われています。木が楽器やコンサートホールに使われるのは、木の適度な吸音力が、耳に快適な音環境を与えてくれるからです。
特にかん高い音は吸音されてソフトになるので心地よい残響音となります。また木の家は、歩いたり、モノを落としたときの音も耳に優しいのです。

脳のアルファ波を増加

人の耳に直接聞こえない「超高周波音」。 脳波のアルファ波を発生させ、リラックスさせる効果があると言われています。
鉄筋コンクリート造などの住まいは、この音を遮断してしまいますが、木造住宅はこの音を通すのでリラックス効果が期待できます。あなたも聞こえぬ音にそっと耳を傾けてみませんか。

木造校舎の思い出

板張りの床、木の机。木肌の温もりは 小学校時代の思い出を蘇らせます。近年、また木造校舎の学校が増えているそうです。
あたたかい、転んでも衝撃を吸収するので痛くないなど、子どもたちにも人気とか。また木のある環境では、子どもの疲労感やイライラすることが少ないなど情緒面にもよい効果があるという調査結果もあるそうです。
木は、子どもたちの健やかな感性を育むのかもしれません。

冬あたたかく夏は涼しく

素足になって木肌に触れてみてください。きっと温かく感じることでしょう。それは触れた瞬間に熱を奪われないから。木材には熱を伝えにくい性質があるのです。そのため、木造住宅は断熱性と保温性に優れ、冬あたたかく夏は涼しい住まいになります。また木は、歩くときの衝撃をやわらげ、歩きやすい適度な硬さなので、床材としての機能も最適なのです。

木と人との気持ちいい関係

森林浴という言葉もあるように、山に入るとふっと疲れがとれる、癒される、という方が多いと思います。匂い立つ樹液の香り、やわらかな光沢、強さ。
わたしたちが木の家に安らぎを感じるのは、木という自然が生んだ素材の生み出すぬくもりが、心まで健康にしてくれるからなのです。

木の家と歩む

小国町は全国でも有数の杉の産地というだけではなく、豊かな自然は創作意欲をかきたてるのでしょうか、この地を気に入って移住してくる建築家や画家が多いといいます。
そんな小国町の森の匠が愛情を込めて育てあげた杉は、形を変えて家となっても生きつづけます。
色、香、音、温、そして年を経るごとに増す味わい。わたしたちの五感に響く木の家に、あなたも住んでみませんか?

 

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