組合紹介⑥ ~これぞ職人技! 埋め木作業~

2015-07-07

 

小国ウッディ協同組合のブログへようこそ

 

お久しぶりです!

みなさま、ブログの更新が滞っておりました。申し訳ございません!

カイナは生きております。

 

梅雨の時期が続いております。

むしむししたり、洗濯物が乾かなかったり・・・

人間の私たちにとっては、不自由に感じることも多い時期ですが・・・

小国杉たちにとっては、成長するための大切な時期

地中の水分をぐんぐん吸い上げて

大きくなろう、大きくなろうと 生き生きしている時期なのです!

そのため、小国杉の緑がとっても鮮やかきれいに見えるのです!

梅雨のぼんやりした景色の中だからこそ

小国杉の景色はより鮮やかきれいに見えますよ!

 

さてさて、本日は

第6回 「~これぞ 職人技”! 埋め木作業~」をお送りいたします!

 

 

 

復習も兼ねて、これまでの工程のふりかえり!

製造工程すべての統括 工場長

森口君による 丸太の選別

甲斐さんとノーマンによる 丸太の製材作業

工藤さん・月隈さんによる 製品の原型作り テーブル作業

堤さんによる 乾燥作業

 

そして今回潜入した現場はこちら!

 

なにやら、丸いものが、たくさん見えます。

こちらが今回ご紹介する作業を担う 「埋め木のコマ」たちです。

 

 

そもそも埋め木とはどんな作業なのかというと・・・

乾燥した板に

内装材に使うには向いていない節(死節)をドリルでくり抜き

そこに上の写真で見ていただいた「コマ」を打ち込んでいく

という作業です。

 

↓乾燥後の板が待機しています。

この板、一枚一枚を目視で

生き節、死に節を選別するところから作業ははじまります!

 

節にも2種類あるんですよ

 1つは「生き節」・・・そのまま製品にしても大丈夫な状態の節です

 もう1つは「死に節」・・・その名の通り節が腐った様な状態となり、

              抜けたり、欠けたりしやすい節です。

 

こちらがその作業場所!

右側に乾燥後の板がセッティングされており

左側には、死節をくり抜くドリルの機械があります。

死節の大きさを見極め

その大きさに合わせて四種類の大きさにドリルで穴を開けていきます。

穴をあける作業は、御年74歳の森さんの仕事です!

30mmの床板は、一枚、約7㎏程ありますが、

その、仕事の早い事早い事!!

 

死節の部分をくり抜いた板が、すぐ隣にある埋め節作業場に運ばれます。

 

そして・・・

メインの埋め木作業がスタートです!

埋節は、埋木職人の杉野さんが行います。

まず、くり抜いた穴に専用のボンドをぬっていきます。

 

見てください!このすばやい手さばき!

速すぎて 写真がブレます。

 

そして注目すべきは

2枚の板を同時に作業している事!

なんと!2枚の板の節を約1分程度で埋めていくのです

 

さらに

驚くべきは 節の大きさに合わせて4種類のコマを

瞬時に判断し打ち込んでいるということ。

2枚終わってまた2枚と次々にさばいていきます!

道具をとる手にもいっさい無駄がありません。

 

 

速すぎてやすぎて写真がブレます。

 

ちなみに埋め木作業をする道具

 

左から 金槌/ボンドを塗る棒/専用ボンド  です。

 

こうして節が埋められた板ができあがります。

 

 

床板や壁板、天井板は

人目、人肌に触れる事が一番多い製品です。

より美しく、より快適に。

みなさんの暮らしに寄り添えるように

1枚1枚、職人の業とこだわりが注ぎ込まれていきます。

 

丸太から製品になるまで

あともう一歩!!

次回仕上げの工程もお楽しみに〜!

 

 

 

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